「国木田独歩 その求道の軌跡」を入手
- 作者: 伊藤久男
- 出版社/メーカー: 近代文芸社
- 発売日: 2001/07/01
- メディア: 単行本
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作品を離れた一人の人間として見るとき、国木田独歩は常にキリスト教から離れきることができず、その意味で求道の道を歩みつづけたことも確かであるが、その内実には、様々な要因が混在している。独歩をして解脱、悟達の境地に達せしめ得たか否か、そしてその求道の軌跡が独歩の作品にどのように現れているのか。本書では、それらの事柄を主としてキリスト教的視点から考察した。
早速、古本で注文していたのだが、本日到着。目次を一瞥しただけで、自分がこれから調べたいと思っていたことが全部書いてありそうで嬉しくなってしまった。目次から本書の射程の範囲がどれ位のものかわかるので、以下に記しておく。
第1章 入信
第2章 自己省察の迷路
第3章 貧窮の中で
第4章 政治への幻滅
第5章 信仰(一)
第6章 信仰(ニ)植村正久(1)
第7章 信仰(三)植村正久(2)
第8章 R・W・エマーソン
第9章 W・ワーズワース
第10章 Th・カーライル(一)
第11章 Th・カーライル(ニ)
第12章 覚醒と驚異の願望
第13章 「願望」の形象化ー詩
第14章 「願望」の形象化ー小説
第15章 終焉