悪霊どもでさえも

「あなたは 、神はただひとりであると信じているのか 。それは結構である 。悪霊どもでさえ 、信じておののいている 。」(ヤコブの手紙2.19)

サタン、アダムは神の存在を知っていたが神に背いた。
我々はそもそも神が存在するかどうか知っていない。
状況証拠的には神の存在は分が悪い。
神はなぜ隠れたる神である必要があるのか。
サタンやアダムに知られていたように我々に存在を知らしめてもいいではないか。
神の存在が疑う余地がなくても神に背く者はいる。
神に従う前にまず見えない神の存在を信じるという迂遠なやり方は必要ない。
私が神だ、これが法だ、従うかどうかは好きにしろ、で事足りる。
道徳的に良い行いをする以外に存在の不確かなものに信仰心を持たねばならぬ理由がわからない。

少なくとも悪霊やアダムは神の存在を疑う必要がなかった分、我々より恵まれていたと言わねばなるまい。