神の業の尻拭い

認知症の高齢者。人間は神から理性を与えられ、物事の善悪を判断できる道徳的存在にもなり、この世界での役割が与えられるという。認知症老人のこの世での役割は何だろう。神はこの世で役割を終えた人間をいつでも召し上げることができるはずなのにそうせず、他人にオムツの世話をされる状態になるまで生かしておられる。この世でのプレイヤーとして、「人生すごろく」をとうに上がっているはずの人間を無為なまま生かし続ける神の意図を推察できるだろうか。しかもそういう老人が日増しに増える一方だ。まさか認知症老人の介護をする人間の魂を陶冶するために認知症を増やしてるとでも?
認知症が悪魔の仕業だというなら敵は分かっているから戦いやすい。認知症老人の介護をする人間は何と戦っているのか。(同じことは障害をもって生まれてくる子供にもいえる。)