早起きは三文の得?

The Power of Positive Praying という祈りの仕方についての本を読んでいたさいに持った疑問。
この本で著者は、祈りの手本はすべからくイエスにあるべし、として、真似るべきイエスの祈り方10パターンをあげている。その10番目に、朝早く祈るという項目があった。

10. He prayed early in the morning.

“And in the morning, rising up a great while before day, he went out, and departed into a solitary place, and there prayed” (Mark 1:35 kjv ).

“Those that seek me early shall find me.” (Prov. 8:17 kjv )

Following His example, you will find the sweetness of the early hours to be the best. When He is first in your day, you will be first in His.

キリスト教にもこんな「早起きは三文の得」みたいな教えがあるんだ、と思い、BIBLE naviの箴言8:17を繙いてみると、こう訳されていた。

「わたしを熱心に捜す者は、わたしを見つける。」

early が熱心にと訳されている。試しに口語訳と文語訳を見てみる。

「わたしをせつに求める者は 、わたしに出会う。」「我を切に求むるものは我に遇ん。」

口語訳は文語を口語に直しただけだったか。

early は in earnest と語感が似ており、early 自体に「熱心に」という意味があるのかと思い、辞書を調べたが、どうもそういう意味はなさそうだ。
わざわざ朝早く起きて祈るのは熱心だとは思うけど、だからといって「朝早く」を「熱心に」「せつに」と変えてしまうのも解せない。旧約の原文であるヘブライ語ではどうなっているのか、今度詳しいかたに聞いてみよう。

The Power of Positive Praying

The Power of Positive Praying